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タイ王女が感染したマイコプラズマ

引用:Aflo

2022年12月15日(現地時間)タイ北東部のナコンラチャシマーで競技会に向け飼い犬を訓練していた時に意識を失なわれすぐにヘリでバンコクの病院へ搬送されました。パッチャラキッティヤパー王女(44)はマイコプラズマ感染による重度不整脈により3週間以上意識不明の状態であるとタイ王室から発表されました。

王女はラーマ10世の最初の妻ソームサワリー元妃の長女。アメリカの名門校・コーネル大学で博士号取得、弁護士免許も所有する才女。オーストリア、スペイン、スロバキアのタイ大使や司法長官事務所、王立保安司令部、国連犯罪防止刑事司法委員会などのタイ大使を歴任し、外交官としても王室を支えていました。

目次

マイコプラズマとは

マイコプラズマは直径125~250μmの原核生物としては最も小さく細胞壁を欠く微生物。無細胞の培地で自己増殖が可能であり、1~2週間で桑実状の微細なコロニーを形成する。マイコプラズマには種類があり、主に人が肺炎を起こすのはMycoplasma pneumoniae(マイコプラズマニューモニエ)、男女生殖器などに炎症起こしたりするのは、マイコプラズマ・ホミニスやマイコプラズマ・ジェニタリウムです。ここでは、マイコプラズマホミニスやマイコプラズマ・ジェニタスについては割愛させて頂きます。

マイコプラズマ肺炎とは

感染時期

年間を通じて発生あるが、春・秋に多発し4年ごとの流行が観察されています。

感染しやすい年齢

若年者に起こりやすい病気で高齢者に起こる頻度は非常に低い。

症状

発熱、全身のだるさ、頭痛、鼻水は無く、痰を伴わない咳などの症状が現れる。咳は少し遅れて始まることもあります。また、熱が下がった後も長期(3~4週間)にわたり続くのが特徴です。

*強い咽頭痛、イガイガ感、鼻水(鼻閉)がある場合は、新型コロナウイルス感染症オミクロン株によるものと考えられます。

多くの人はマイコプラズマに感染しても気管支炎で済み軽い症状は続きますが、一部の人は肺炎となり重症化することもあります。

検査

肺炎が疑われる時は、血液検査と胸部エックス線検査(レントゲン検査のこと)が行われます。

血液検査では炎症反応の有無や白血球の数などを調べます。

胸部エックス線検査で、肺に白い影が見られれば肺炎と診断されます。マイコプラズマ肺炎は、多くの場合 左右両方の肺に影が映ります。

*下肺野に病影が多く、片側性無いし両側性で特に心陰影に接して扇形に広がる均等影(スリガラス様)を示す、球状・帯状・線上・棒状などの不均等影を示すこともある。

まとめ

思い当たる症状が現れたら迷わずに医療機関へ問い合わせして受診しましょう。

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