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地下銀行仕組み

地下銀行とは無免許・無登録で海外への送金(為替取引)などの業務を行う事業のことを言います。

引用:his-J
目次

海外送金の方法

合法なもの

銀行、資金移動業のいずれかを使い海外へ送金するのが通常方法です。

海外スワップ送金(アメリカ)、ハワラ(イスラム系)は合法になっています。

非合法なもの

無免許・無登録の地下銀行、ハンドキャリー(空港手荷物)による(現金・小切手・手形・有価証券の合計金額が100万円超えるもの)の国外移転は非合法

規制の対象

地下銀行というのは”事業として送金を行うこと”に対して規制があるということ。

3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金またはその両方が課されます。

仕組み

送金方法

日本で預預かった資金情報を(電話、インターネット、SNS)を通じて現地組織に連絡

現地にプールしてある資金を振り込むという方法がとられています。

地下銀行のメリット

地下銀行は実際の送金を行っていないため、現地の受取人は代理店で安い手数料で迅速に資金を受け取れる。

地下銀行以外の送金

ワイズ:日本の銀行の最大16倍手数料が安く、早く海外送金できるシステム

Wise(旧TransferWise):オンライン海外送金 | 海外の銀行機能

ハワラ:イスラム系の人々の間でよく利用されている私設送金網

同じ家族、村、氏族、種族に属するという関係に基ずく送金網で、完全に信用制度。なので不正は絶縁と信頼を失うという経済制裁がある。ドバイが20世紀中期から数十年間、世界中のハワラ送金を歓迎する中枢として知られている。

引用:ウキペディア

仕組み:AさんはBさんへ間違って送金されないようパスワードなどを教えておく(2a)。そしてBさんに送るお金をXさんに渡す。

X(仲介人)さんはBさんと同じ現地にいるMさんにBさんのパスワードや送金する金額などを教えておく(2b)。BさんがMさんへパスワードを提示する(3a)と、Mさんは手数料を引いた金額のお金をBさんに渡す(3b)。

Mさんは日を改めてXさんから実際にお金をもらう。あくまでも信用で成り立つため、債務を法的に請求する必要が無いため、法制度がないところでも運用できる。

海外スワップ送金:例えば日本在住の友人からお金を預かり海外現地の自身や家族の口座を使って指定された口座へ送金するというのがスワップ行為です。アメリカでは規制対象外になっています。

多国籍企業間の決済:外国にグループ法人がある多国籍企業では会計上の相殺処理(ネッティング)により、実際の資金を移動することなしの経理処理による決済が行われています。

まとめ

海外送金需要はいつの時代にも存在し続けます。その為、送金を支援する互助組合や地下銀行のような存在は合法違法を問わず無くなることはありません。

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