種実(木の実、ナッツ)アレルギーの一種です。
目次
特にアレルギー起こしやすい特定原材料
即時型食物アレルギーの原因食物
鶏卵 | 33・4% | 魚卵 | 5.2% | そば | 1.1% |
牛乳 | 18.6% | 果物 | 3.5% | その他 | 3.7% |
木の実類 | 13.5% | 甲殻類 | 3.3% | ||
小麦 | 8.8% | 魚類 | 1.6% | ||
落花生 | 6.1% | 大豆 | 1・3% |
木の実類の内訳
種類 | 報告例 | 全体に対する割合 | 種類 | 報告例 | 全体に対する割合 |
くるみ | 463 | 7.6% | カカオ | 1 | 0% |
カシューナッツ | 174 | 2.9% | くり | 1 | 0% |
マカダミアナッツ | 45 | 0.7% | 松の実 | 1 | 0% |
アーモンド | 34 | 0.6% | ミックス 分類不明 | 34 | 0.6% |
ピスタチオ | 22 | 0.4% | |||
ペカンナッツ | 19 | 0.3% | |||
ヘーゼルナッツ | 17 | 0.3% | |||
ココナッツ | 8 | 0.1% | 合計 | 819 | 13.5% |
アレルギー食品表示義務へ変更
変更の理由
アレルギー増加
2022年の消費者庁の報告によるとナッツ類による食物アレルギーが10年間で11倍になったとしている。
アレルギー増加の背景
くるみ消費量の増加が背景にある。農林水産省の統計によると1985年のクルミ消費量は約7000トン。2020年は約50600トンと35年間で8倍に増加
変更いつから
2025年4月から、くるみはアレルギー表示推奨食品だったが表示義務食品へ変更となる。
表示義務と表示推奨
アレルギーによるアナフィラキシーショックの起こる可能性が高いことから食品表示が義務化されているものと推奨されているものがあります。
アレルギー表示義務7品目
アレルギー 表示義務食品 | 代替表記 |
卵 | 玉子、エッグ、鶏卵、うずら卵、あひる卵 |
牛乳 | ミルク、バター、バターオイル、チーズ、アイスクリーム |
小麦 | こむぎ、コムギ |
えび | 海老、エビ |
かに | 蟹、カニ |
落花生 | ピーナッツ |
そば | ソバ |
アレルギー表示推奨21品目
アレルギー表示 推奨食品 | |||
アーモンド | さけ | カシューナッツ | 豚肉 |
あわび | さば | キイウイフルーツ | もも |
いか | 大豆 | 牛肉 | まつたけ |
いくら | 鶏肉 | くるみ | やまいも |
オレンジ | バナナ | ごま | りんご |
ゼラチン |
クルミのアレルギー症状
一般的な食物アレルギーで食べた直後から2時間以内に起こる症状として
・皮膚のかゆみ,じんましん、紅斑
・目のかゆみ、充血、まぶたの腫れ
・口とのどの違和感、イガイガ感、唇や舌の腫れ
・くしゃみ、鼻水,鼻つまり
などが見られる
*皮膚の症状は、食物が原因で起きる即時型アレルギーの90%で起こるとされている。
重症な症状
・声のカスレ、のどが締め付けられる、息苦しさを感じる
・腹痛、吐き気、嘔吐、下痢
・脈が速くなる、手足が冷たくなる、唇や爪が青白くなる(チアノーゼ)、血圧低下
・意識もうろう、尿や便を漏らす(失禁)
まとめ
上記のような症状出た場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要性があります。
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