夏の暑さ半端ない中東でよく飲まれている飲み物をご紹介します。
中東とは
極東とは
ヨーロッパから見た極東が日本、中国、朝鮮半島などです。
近東とは
ヨーロッパから見て近東は、トルコ、シリア、エジプトなどの地域
中東とは
極東と近東の間の地域。
アフガニスタン、UAE(アラブ首長国連邦)、イエメン、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、シリア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、レバノン、パレスチナ
最近では近東も含めて中東と呼びます。
アラブと中東の違い
アラブとは
アラビア語を話す人々が住む国々のこと。
アラブ:イラク、シリア、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、エジプト、スーダン、リビア、アルジェリア、チュニジア、モロッコ、モーリタニア
その他:アフガニスタン、イスラエル、イラン、シリア、トルコはアラブではないそうです。トルコ語、ペルシャ語、ヘブライ語、パシュート語が公用語の国は入らない。
中東とは
アラブの国+その他(上記)の国=中東
中東のお茶
飲まれているお茶色々
セージ(マラミーヤ)茶:乾燥したセージを使い食後に飲まれるのが一般的。消化を助けお腹のガス抜き、胸やけを防ぐノンカフェインの飲み物。ハチミツや砂糖を入れると飲みやすい。茶葉は使わない。
カモミール(バーヌーナジ)茶:乾燥したカモミールの花で淹(い)れられるお茶。ストレスや不安をなくし、痛みや不快感を軽減し、不眠も改善。
アニス(ヤーンスーン)茶:アナトリア半島、ギリシャ、エジプトといった地中海東部地域で古くから香料や薬草として使われてきた。リフレッシュ効果がある。
マグリブ式ミント緑茶:元々イギリス貿易商によって作られアフリカ、フランス、そして隣国に広がって人気を得た。
ミント(ナアナア)茶:寒さ、のどの痛み、胃潰瘍取り除くのに広く使われている。
タイム茶(ザアタル茶):記憶改善、胃をきれいにする。抗酸化作用があり老化防止によい。
カルダモン茶(ハール茶):濃厚な芳香によりアラブ世界できわめて一般的なお茶。時にカルダモンはコーヒーに混ぜられる。
チャイ:トルコでは、砂糖をたっぷり入れた紅茶が飲まれています。
ミントティーの入れ方
モロッコやドバイのミントティー入れ方
・2人用のティーポットに中国緑茶(ガンパウダー)をティースプーン1~2杯入れ茶葉が湿って葉が少し広がるくらいの少量のお湯を注ぎ揺らしてえぐみなどが出たものをすぐに捨てる。
・水洗いし乾燥したミントを少し手でもんでポットいっぱいに入れます。そして砂糖をティースプーン山盛り2~3杯入れ、熱いお湯をいっぱいに注ぎます。
・容器ごと(1~2分)火にかける(この過程は省略してもよい)。火からおろし5分置く。
・容器にできたティーをカップにそそぐ。注いだお茶を又ポットに返すを2回繰り返す。(お茶の濃さを均等にする)
・3回目にコップに注ぐ際、ティーポットをはじめ低い位置から注ぎながら素早く高い位置までもっていきカップの中に泡を立てると出来上がり。
*モロッコでは夏はペパーミント、冬はタイムを使うそうです。
*ガンパウダー平水珠茶:中国語(ピンシュイチューチャア)、日本語(へいすいたまちゃ)は、グリーンパールとも呼ばれる、丸められた茶葉です。唐の時代から飲まれている独特の芳香と強いコクがあります。
ジェイメイ茶房流・ミントティーの入れ方
日本の緑茶(又は紅茶)を急須にティースプーン2杯入れミントを少しもんで急須いっぱいに入れる。砂糖(又はハチミツ)は好みで入れる。そこに熱湯を注ぐ。2分くらい待ち茶こしでこしてカップに注いで飲む。冷やしても飲みやすい。
*ハーブが沢山手に入る場合:ミントとレモングラスなど組み合わせて、緑茶など入れずにハーブ茶として楽しむのもありです。
ミントティーの効用
カフェイン量
一般的な緑茶(煎茶)では、100ml(コップ半分位)の中に20mgのカフェインが含まれます。ちなみにインスタントコーヒーは、100g当たり57mg位含まれています。
ミント(=ハッカ)の成分
・精油:主にメントール。他にメントールエステル、メントン、メンセンがあります。
メントールの含量は30~67%で香味は優れています。
ミントの効用
血管拡張、鎮痛・かゆみ抑える、殺菌・抗真菌・防腐、清涼、健胃などの効用があります。
まとめ
中東では日本と同じようにいろいろのお茶が飲まれていることがわかりました。特に暑さをしのぐ飲み物としてミントティーを取り上げてみました。
熱い飲み物を飲むと後に体温を下げるように体の機能が働くこと、薬効もあり熱さから体力を奪われがちなところ清涼感があって砂糖などの甘さからエネルギー補給ができるなど、昔からの知恵が詰まった飲み物だということがわかりました。!(^^)!
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