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競走馬の心臓麻痺

引用:pinterest・オグリキャップ

*競走馬イメージ写真です。心臓麻痺とは関係ありません。

目次

競馬馬の種類

昔は専門的な品種は存在しなかったようです。競馬が専門的な競技となると同時に沢山の種類の馬が模索されてきました。イギリスではアラブ種を改良したサラブレッド。サラブレッド系種。アメリカではクオーターホースが人気があります。他に、アングロアラブ、アラブ系種、アラブ種、ポニーなどが知られています。

馬の病気

馬の病気も沢山あります。主なものをピックアップしてご紹介します。

回帰性軌道閉塞症

干し草からの真菌感染症が原因で発症し肺に回復不可能な損傷を与えることがあります。

治療:様々な薬を用いる。他に飼育管理面でも干し草を水につけて、真菌のすみかとなっている”ほこり”を洗い流したり、発症した馬のシキワラを常にほこりのない状態にしておくなど対策をとる。

疝痛

馬に見られる深刻な病気。原因が75以上あるようです。

治療:症状により輸液療法、下剤投与又は浣腸、抗炎症剤の投与、麻酔をしたうえでの外科手術などが行われます。

感染症

多くの動物と同じく非常に多くの寄生虫感染、ウイルス感染症、細菌感染症になりやすい。

皮膚、耳、目などの体外部だけでなく内臓や循環器系も影響を受ける。

感染防止策:牧草と厩舎(きゅうしゃ)の衛生状態を適切に管理し、グルーミング(毛づくろい)を習慣的に行う。馬が密集する状況を避けることが大切。

喉嚢(こうのう)の細菌感染

喉嚢(こうのう)は馬の耳の下にあり、外傷や異物の影響を受けやすく細菌感染を起こしやすい。鼻汁の漏出(漏れ出ること)や目で見てわかるほど腫れる場合がある。

引用:minnano-jouba

治療:抗生物質の投与。深刻なときは洗浄療法を用いることもあり。改善しない場合は手術が必要になることもあるようです。

皮膚疾患

切り傷、擦り傷、いぼ、白癬、皮膚炎、皮膚黒色腫(メラノーマ)、虫刺され、化学火傷、ウイルス感染症、真菌感染症、細菌感染症、膿瘍、嚢胞、潰瘍など。皮膚に問題がないか常にチェックが必要。

寄生虫

カイチュウ、エンチュウ、サナダムシ、ウマベエ、ギョウチュウ、ハブロネマ

治療:駆虫薬を用いる。同時に輸液療法と対処療法を行うことが多い。

蹄葉炎(ていようえん)

牛や馬など蹄(ひずめ)を持つ動物に起こる病気。蹄(ひづめ)の内部にも血管がはしっており、歩行などの際に体重の負荷がかかったりゆるんだりしてポンプのように働くので血行促進する。足の故障が起きると動けずこの血液の循環が悪くなり蹄内部に炎症と激しい痛みを起こす病気。

治療:医学療法と装蹄療法の組み合わせが行われる。カリフォルニア大学では抗生物質T-TCBで治癒する報告があるそうです。

先天性心臓異常

心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう)

三尖弁閉鎖症(さんせんべんへいさしょう)

動脈管開存症など

馬の突然死

過去の心臓疾患データ

過去10年分のデータによると心房細動による競走馬の心房細動発生頭数の平均は年間34.2頭。 心不全の発生頭数は、競走中で4.9頭、調教中6.5頭で合計11.4頭いました。

心房細動
専門家によると、競走馬がレースで走行中に突然スピードが遅くなり失速し、馬群からズルズルと引き離されていくことがあります。勝った馬から大差で遅れて入った後にすぐに骨や靭帯、筋腱、呼吸器系など検査しても特に異常は認められず、歩様検査も正常。しかし聴診してみると不整脈があり、心電図検査で心房細動が確認されることがあるそうです。

原因

馬の突然死について死因は特定できない場合もありますが、急性心不全、大動脈破裂、脾臓破裂、運動性肺出血などの疾患があげられる。循環器系の疾患に起因することが報告されているということでした。

まとめ

死に至る原因は馬と言えども過酷なものだということがわかりました。人間の都合で体を酷使して走っている競走馬にご苦労様と言いたいですね”(-“”-)”

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