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ミフェプリストンとは?薬?成分など解説

引用:ラインファーマ

2023年4月に日本で初めて承認された人工妊娠中絶のための内服薬です。医療現場ではすでに使用されています。

目次

中身は何?

2種類の薬からなる製品

メフィーゴパックという名前で(医科向け)売られています。

ミフェプリストン錠(200mg)とミソプロストールバッカル錠(200μg)

2種類の薬を特定の投薬方法で接種します。

適応症(この薬が当てはまる症状)

子宮内妊娠が確認され妊娠63日(妊娠9週目)以下の者に対する人工妊娠中絶

いつ飲むか?

ミフェプリストン錠

・経口投与(普通に水で飲む)

・最初にこちらの錠剤から1錠服用する。

・服用してから7日~14日間は医療従事者によるフォローアップを受ける。

*フォーローアップ:何かあった時対応してもらえるように入院施設にいること。

ミソプロストールバッカル錠

・ミフェプリストン錠を飲んで36時間~48時間後に口に入れ溶かす。

・ミソプロストールは1回4錠(800μg)を使う。なので臼歯の歯茎辺りに左右2錠ずつ入れて溶かすようになる。

・歯ぐきと頬の内側のくぼみに入れたまま徐々に溶かす。溶けにくい時はトローチのようになめても良い。残りは飲んでも良い。

作用

ミフェプリストンは妊娠継続のための黄体ホルモンの働きを抑える作用があります。

ミソプロストールは、元は鎮痛消炎剤を飲んでいる人の潰瘍治療藥サイトテックという名前で使われている薬。サイトテックでは、禁忌(使ってはいけない症状として)として妊婦があげられていました。

今回の妊娠中絶藥としてはミフェプリストンの次に使うもので、子宮の収縮を促すという作用を逆手にとって使っています。

禁忌

・授乳中の方は飲まないこと。母乳に薬が移行する為、お乳を飲んだ乳児が下痢を起こすなど悪影響があります。

・妊娠63日以上経過した妊婦さんには禁忌です。(妊娠2か月以上の方)

副作用

子宮の出血、感染症、皮膚障害、下部腫瘍など

まとめ

ステロイドや出血性疾患、抗凝固藥などいつも飲んでいる薬と飲み合わせるといけないものがあります。処方出して下さるドクターに事前に相談しておきましょう。

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