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1122(いいふうふ)の日あらすじ・見どころ

引用:amazon

渡辺ペコ原作のマンガはコミックシーモア・めっちゃコミック等で読めます。

ドラマはアマゾン プライム ビデオで見られます。今泉力哉:監督、奥さんの今泉かおり:脚本

かなり面白い夫婦の物語でした。マンガを主体にして書いています。

*内容がアダルトなのでよい子は見てはいけない”(-“”-)”

目次

あらすじ

公認不倫の始まり

7年前に仕事で出会った山根一子(やまね いちこ)と相原二哉(あいはら おとや)は結婚しました。1年半経って、築10年の中古マンションを購入しました。住宅ローンもあり、妻のイチコは専業主婦ではなくwebデザイナーをして働き、夫のオトヤは文具メーカーの平社員として勤務しています。

2年前イチコが独立してフリーのウェブデザイナーの仕事を始めたあたりから忙しくなり、夫の夜の営みの誘いをめんどくさがりました。イチコが外で快楽を求めるよう勧めた結果、夫が会社帰りに”アトリエ百花”というところで生け花を習い始めました。同じ教室で生徒として習いに来ている専業主婦の柏木美月(かしわぎみつき)と気が合う仲になり恋愛に発展し、見る見るうちに元気になっていきます。

そして最近では、オトヤはもう妻のイチコのことは見ていませんでした。「おとやん好きな人が出来た?」と聞くと「多分。」「お互いに」「ごめん。」とオトヤが言いました。イチコはショックを受けます。自分が勧めたことなのでそんな資格はないのだとも思いました。

外の恋はそのうち終わるが、家の暮らしは続くものだとイチコは思っていました。なので隠さなくてもいいよと寛大に振舞うのでした。

毎月第3木曜日は婚外恋愛許可制で、”イチコ公認の不倫の日”となりました。美月(みつき)との不倫の為、オトヤがホテルに一泊するのは1年以上続いていました。最近では家庭内でも恋愛感情を持ち込み始めました。美月とお泊りした翌日の金曜日の朝。自宅のキッチンではルンルンで朝食をつくるオトヤがいます。

結婚記念日の騒動

以前イチコが気になると言っていた飲み屋に夜いってみないかと誘います。「いいね!」とイチコも同意しました。会社帰りの電車の中、美月が木曜日でなくて”22日に会う日を変更してもらうと、ゆっくり会える”とオトヤにメールしてきます。

相原家では、毎年結婚記念日の11月22日には二人で祝うことにしていました。料理を食べながらオトヤは今回は結婚記念の温泉旅行を一週間先に出来ないかと言い出します。「なんで?」言いよどむオトヤに「デート?」とイチコが聞くと「あっちの家族の事情とか色々あって」と話します。私の存在はなんなの?相原家の事情はむこうの家庭の事情より下なの?と聞きます。そして最近オトヤが調子に乗っていることをとがめます。外の恋愛を家に持ち込まない、約束を破らないこととくぎを刺しました。

結婚していることを改めていうイチコに対して、表情は変えないもののドン引きしているオトヤは、ただあやまるだけでした。翌日美月がオトヤに初対面の頃聞いていた相原家の結婚記念日(11月22日)を思い出し、不倫相手の自分といるのはおかしいから延期にしようと電話をかけてきました。

今の二人の関係を”無理せず大事にしていこう”って話し合っていた美月とオトヤ。お互い”好きです”と言うメールを交わしました。そんなわけで予定通り結婚記念日に旅行できたイチコとオトヤでしたが・・・。

久しぶり夫婦での旅行を楽しみにしていたイチコでした。いざ寝る時間になると先に寝ていたオトヤにイチコが迫ると、思いっきり「いーちーこーちゃん!」と、声を荒げ、壁にたたきつけられた形になりました。「いちこちゃん、俺に好きな人がいるの知ってるよね」と言うオトヤ。イチコは「わたしはおとやんの好きな人じゃないの?」と尋ねました。「私とセックスしたって減るもんじゃなし」というと、オトヤは「減るよ」と答えます。「へるの?」ってなにが減るのか聞けないイチコでした。

セックスレスになった頃の思い出話をするオトヤ。セックスをしたいのにイチコが風俗もあるし、オトヤはもてないこともないから外で発散してきたらみたいな発言をしていました。もうずっとイチコとのセックスは出来ないのだと、オトヤの心がポキッと折れた音を聞いたような記憶があるイチコでした。その話を聞いた時。イチコは自分に同じ状況が帰って来た”これがブーメラン現象”というやつかと自覚しました。

その晩イチコを飼い猫のように抱っこして眠ったオトヤは、昔のことを思い出していました。捨て猫だったモフモフのブッチャーが寝床に入って一緒に寝ていました。ブッチャーに対する気持ちは慈しみ,庇護欲といった気持ち。今のイチコには同じような気持ちをもっていました。

不倫旦那の愛情表現

旅行から帰って日常の生活に戻りました。朝から風邪気味だったイチコにオトヤから「養生したら」と言われたものの、「仕事の打ち合わせが2件あるから」と無理して出かけました。オトヤから「傘持って行った方がいいよ」ともいわれていましたが、すっかり忘れていました。

打ち合わせが終わり電車で帰ろうとしていると、運転見合わせのアナウンスが流れ、駅に人があふれかえっていました。オトヤに電車が止まっていること、帰りが遅くなる、風邪の症状が悪化していること等をメールするとイチコのスマホはバッテリー切れになりました。

そのメールのすぐあと美月から自宅に帰っていたオトヤに電話がかかってきました。用事があるわけでもないけど、少しでも会えないかということだった。

雨の中 体調不良のイチコは自宅まで徒歩20分はきついと思い、タクシー乗り場に向かうと長い列ができていました。せめてコンビニで傘を買おうとすると、すでに売り切れでした。悪寒がして駅の隅っこでしゃがみ込んだイチコ。今日人から言われた嫌な言葉が頭の中をよぎり”ダメな生き物ですんません”とうつむいたまま心の中でつぶやいていました。

オトヤはイチコを見つけました。朝から弱っていたし電話がつながらないと心配して迎えに来ていました。家から歩いて来たのかスニーカーが濡れていました。「けやき通りからだったらタクシーが拾えそう、もうちょっとがんばれ。」と夫に声をかけられました。オトヤに支えられながら相合傘で歩くイチコは感謝の気持ちでいっぱいになり泣けてくるのでした。

家族公園デート

オトヤの不倫相手の美月は2歳半の療育に通う知的障害の息子がいます。昼自作の弁当を公園で食べるオトヤとメールのやり取りで、今度美月と息子(ひろ)と3人で弁当持ってどこかに行こうということになりました。同じ日の夜、夫が月曜日まで出張でいないことを伝える為、オトヤの声が聴きたくて美月はメールでなく電話をかけてきました。

オトヤは翌日美月とひろ君と3人で公園に行きました。子供を交えて会うということがどういう意味を持つのか、リスク(危険)を含むのか、考えないわけではなかったがそれでも来てよかったと思いました。

イチコの母親がこけて手首にひびが入ったことで、イチコの田舎の実家に夫婦で様子を見に行くことになりました。イチコは自分の選んだ家族がオトヤで本当に良かった、オトヤのこどもは幸せだろうなと思う。そんな話しをするとオトヤは美月の手の上に自分の手を重ね、ひろ君とも親子のように3人で公園で過ごしたことを思い出していました。

不倫に気付く夫

昼間不倫する日、オトヤはひろ君の為に会社で新しく発売した”顔のシールブック”をホテルに持ってきていました。この間ピクニックに行って、息子のひろが肩車してもらったことが嬉しかったらしく、チケットの半券を握りカタってせがむという話をする美月。

旦那さんに聞かれて大丈夫なのか聞くオトヤに、美月は夫は子供のことなんて何にも見てないから大丈夫、それよりもう一回してと言うのでした。楽しそうに仲睦まじく街を歩いて帰る二人を美月の夫が見かけていました。

家に帰ると、新宿で美月に似た人がすごく楽しそうに歩いているのを見かけたと、夫の志朗が話していました。帰りが深夜になるって聞いたから言わなかったけど、花教室の人たちの送別会があったとオトヤと不倫していたことをごまかしました。

オトヤのことを本気で好きになっていた美月は、夫から夜の営みを迫られると息子ひろの世話をしたり洗い物があるなどと言って極力避けていました。たまに挿入されると花瓶で夫を殴りたくなったりしていましたが、浮気がばれないようひたすら我慢していました。

妻にだけED

大学のゼミで同期だった者同士の忘年会に行ったオトヤは、仲間とちょっとした言い争いがありました。家に帰るとイチコがオトヤはナイスガイだとほめてくれて、久々夜の営みに入ろという雰囲気になりましたが、勃たずに終わりました。

イチコから「彼女とは出来るんだよね」と言われました。「その話はやめよう」という夫に対し「本当のことなのに」と言うイチコ。「今日は疲れて勃たなかっただけ」と普段怒らないオトヤだったのに怒っていました。イチコはこのまま一生セックスが無かったら寂しいと思いました。夫がだめなら外でまかなえばいいという心の声。

相原夫婦の緩衝材

専業主婦の美月は、不倫する日にこの間のピクニックのお礼に弁当を作ってきてくれました。オトヤが感激して食べていると、美月の夫が二人を見かけたと言っていたからごまかしたという話をしました。「オトヤさんも大変でしょう?奥さんにばれたら」と聞くと、オトヤは「うちの奥さんは知っているんだよね。最初から。」と夫婦間のセックスレスから始まった不倫の話をしました。

すると美月はオトヤとの関係は二人だけの秘密だと思って大切にしてきたのに、自分がオトヤ夫婦のバランスをとる為の緩衝材(かんしょうざい)なのか?バカにしないでと怒って帰りました。

「デリカシーが無かった」とあやまり「好きです」と畳みかけるように美月を気づかうオトヤのメールを見ました。美月は不倫の為オトヤと食べる弁当をつくり、不倫して帰る娘の為に母親がおかずを作ってくれている。この状況を最悪と思いました。でもオトヤとの関係はどうしてもやめられないと思いました。

1度目の不倫決意

 心身共に欲求不満のイチコは友人の五代(ごだい)をホテルに誘いますが、自分は不倫を終えて夫婦再構築中であること、また奥さんから追跡用GPSをつけられているフレンズだから危険だと断られます。

2度目の不倫決意

後日夕飯の餃子をオトヤとイチコが仲良く作って食べていると、電話が鳴りだしました。食事中はスマホを手にしない夫婦のルールに従ってオトヤは二人が餃子を食べ終えると、かたずけは自分がやるからと言ってベランダに出て行きました。

美月からの電話でした。夫の志朗に義母の押しつけがましい誘いを断りたいと訴えるが、らちが明きませんでした。大変な子供の世話を手伝って欲しいと言っても、家族に不自由な生活をさせないよう働いている、子供の世話は自分の担当じゃないと言われました。

やり場のない気持ちから、オトヤの声が聴きたくて電話をかけてきたのでした。オトヤは「美月さん何かあった?」と優しく聞くのでした。

「泣いてるの?」「ううん。大丈夫。」「来週会えるの楽しみにしている」「うん、俺もだよ」と言って電話を切りました。イチコは寛大な気持ちではいられませんでした。

木曜日ママ友とお花教室の帰りに仲間とファミレスで話しているという設定で、いつも美月は息子を実家の母親に預けていました。しかし今回は彼女がインフルエンザに感染してしまい、夫志朗に預けることになりました。美月は細々と支持を書いたメモを置いていました。息子ひろのお迎えに行き、おやつなど食べさせたり入浴させたりと、かなり個性的なやり方をしないといけない初めての育児に夫志朗は奮闘していました。

美月とオトヤがセックスを済ませ裸で寝ていると、大変な育児をしていることがわかり夫志朗から”ひろ寝ました、いつもありがとう”のメールがきました。オトヤから「連絡来てるんじゃない?」と言われると、美月はバスローブを着てメールを見ました。「母からひろが寝たって連絡が来た」と嘘をつきました。

「そっかそれはよかった。9時を回ったしそろそろ行こうか」とオトヤ。「今日会えてすごくうれしかったこと、大切なだけでなく必要な時間なんだと思う」と美月はオトヤに感謝していました。「俺も会えて嬉しかったよ」オトヤが言うと、「あと10分こうしたら帰る」と美月はオトヤに抱きついていました。

エステ花園

友達と飲み会のあったイチコは女性向け風俗のあるエステ”花園”の情報を仕入れてきました。自宅に帰って興味がありパソコンで花園の予約状況を見ていました。先に帰っていたオトヤが「お帰りイチコちゃん」と声をかけてきました。オトヤに来週の木曜って泊まりかと聞くと、少し申し訳なさそうに「あ、うんたぶん」と返事が返ってきたので「りょうーかい。おやすみ」と返しました。

いつものホテルで抱き合うオトヤと美月。「オトヤとするようになって、初めてセックスが気持ちいいとか楽しいとか、イクって言うのもわかるようになったから、オトヤさんってセックス上手なの?」と美月が聞きました。オトヤは「経験もそんなにないし、別にうまくないよ」と答えました。「美月さんが喜んでくれるなら嬉しいけど。」

「不倫なので無理なのはわかるけど、もっと一緒に色んなとこ行けたらいいなと思う」と彼女。外で二人で食事するのもままならず、デートは部屋にこもることが多い。彼女はオトヤに外へ連れ出して欲しいのかもしれないと思った。”街で二人でいるところを夫に見られたかも”と美月が話していたことを思い出し、オトヤは返事をごまかすように濃厚なキスをしました。

オトヤと美月がホテルで眠っている頃、イチコはエステ花園に初めて行き説明を受けていました。初対面の礼君(れいくん)から手にキスをしてもらい、凪(なぎ)だったイチコの性欲にドドッと大波がうち寄せました。

オトヤのアンテナ

平日の夕方、リビングでパソコン仕事をしているイチコに話しかけるオトヤ。「畳んだ洗濯物はちゃんと持って行ってよ」というオトヤに、「後で自分でやるから私のは置いといて」というイチコ。「ついでだから。仕事が忙しいんでしょ」と、イチコの分も畳始めたオトヤでしたが・・。

イチコの洗濯物の入ったバスケットの中、コップに蓋をしたような立体型洗濯ネットをつまみ上げグルっと一周ファスナーを開けました。中からパサッとでてきたのはレーシーなブラジャーでした。オトヤが初めて目にするものでした。「イチコちゃんレース傷むからいいものは手洗いした方がいいよ」と言いました。イチコは夫が不倫お泊りする木曜日に合わせて、エステの中にある風俗の相手を20歳の礼君で何の迷いもなく予約していました。

子供のいない夫婦

相原家のおばあさんの法事の為、オトヤ夫婦は実家に行きました。親戚のおじさんから悪気はないが、義姉が離婚したことや、オトヤ達に子供が出来ないと相原家が絶えるなどの話が出ました。義母から「息子夫婦が満足して幸せに暮らしていたら十分だと思うわ。今生きている人の人生が大切だ」とフォローされます。オトヤの家は早くに父親が亡くなっていた為、残された(お母さん,お姉さん,オトヤ)3人は信頼関係が強くて自由だった。

帰りの新幹線の中、オトヤに子供欲しいとか考えたことあるかとイチコが聞くと、今は具体的には考えていないような返事をしました。(俺たちは何でも話し合える仲良し夫婦のはずだったが、セックスだけでなく子供についても向き合うことが出来ない。俺たちにはセックスが無く、しかも俺には公認の恋人がいる)とオトヤは思いました。イチコも「まだとかいう年じゃないけど子供をもつってピンとこない。私だってホラこれから、おとやんみたいに何かあるかもしれないしさ」と言いました。車内販売の声で難しい返事をしなくて済んだオトヤでした。

イチコの不倫記念日

法事から帰って来た第3木曜日。文具メーカーに勤めているオトヤは仕事中に、イチコの”初登場のレーシーなブラ”がやけにひっかっていました。”妻のイチコは男に相手にされない”と見くびっていたわけでなく、”ナイスガイの自分以外にイチコが惚れるはずない”と自惚れていたわけでもない、”二人の間には強い信頼がある”と言うのは都合がよすぎる。

オトヤは妻が自分と同じように公認不倫のカードを切るということを、想定していない”恋愛バカ”だったことに改めて気付きました。「他の男に恋してそいつとセックスしたら・・いやすでにしていたら俺は・・」とモヤモヤします。梱包した荷物を移動させていて腰をギクッとやってしまいました。

ちょうど礼君と今からセックスの本番という前に、オトヤからイチコへ”ぎっくり腰助けてオーラ満開”のメールがきました。(なんで今日?なんで今?)見なかったことにしたいと思ったものの既読にしてしまいました。一応オトヤを気遣うメールは送りましたが、(ごめん今日は行かしてもらう)とホテルの部屋に入り、礼君を待つイチコでした。広い部屋の中を見とれていたらまたオトヤから「痛みは通り越して、しびれてきた」とメールがきました。気になるため、礼君にキスだけしてもらい今回のセックスはあきらめて帰ることにしました。

家に帰って来たイチコを見て、目を輝かせて安心するオトヤでした。イチコが焼きおになどを乗せたトレーを半身を起こしたオトヤの足の上に置くと、外国でよく見るやつと感激しながら食べていました。初めての風俗記念日に、セックス前の緊張をほぐす為、レイ君から勧められてなめていた飴の甘さ。そしてキスの余韻を思い出していたイチコ。

オトヤがトイレに行きたいと肩を貸してくれと触ったのに、ビクっ!とかなり驚いた反射をしてしまいました。オトヤ以外の人とのセックスをもしも今日していたら、その余韻の中オトヤと向き合うのはイチコ的にはきつい。今日礼君としなくて良かったと思いました。この体験で他の人に恋しているオトヤの気持ちが少しわかるイチコでした。

オトヤはシップを貼ってもらいながら「弱っている時自分をよく知っている人が、一緒にいてくれるのってすごい心強いもんだなって」帰ってきてくれたイチコに感謝していました。

すれ違う美月の願望

花の教室のトイレで、オトヤと会う為に綺麗にメイクを治していた美月のスマホに「ごめん美月さん。実は今日会社でぎっくり腰やっちゃって。花休みます。泊りの予定もキャンセルお願いします。本当にごめん」とメールがきました。実家で泊まることにした美月は自分の部屋に行き自問していた。(夫から息子から目をそらして、他人の夫をよりどころにするような女になるはずでは無かったのに)と思っていました。

オトヤのぎっくり腰が回復した頃、久々美月と二人でお茶を飲みました。彼女は弱っているオトヤを看病できないのがちょっと辛かったという話しをしました。夫婦じゃなく不倫だということが初めてつらいと思ったことも告げました。美月は荒唐無稽(コウトウムケイ)な話と前置きしたものの「オトヤと子供と3人で暮らすことはあり得ない?」とオトヤに迫りました。

お茶にむせたオトヤは「家で旦那さんと何かあった?」と聞いた。「びっくりさせてごめんね、色々煮詰まって」と返したものの美月はオトヤが引いているのがわかりました。勇気のいる質問だったろうに、オトヤはその場では明快な答えを出さずに話をそらしました。

帰り道で自問自答するオトヤ。(美月さんと一緒になるということは、イチコちゃんと別れて血のつながらないひろ君と3人で、ゼロから新しい生活をつくるということ。

俺にその覚悟は無い。ときめきと肉欲だけ。いや人としてもちゃんと好きだけど、あれはちょっと重いかなって、そう思いました。俺ってクズなのではないかということに気が付きました。

イチコの落胆

その後美月は、昼間オトヤとお茶を飲みながら”夫がシンガポールに転勤すること、行くまで仲良くしてほしい”という話をしました。彼女にもう会えなくなることにそんなにショックを受けてない、むしろほっとしている自分を寂しく思うオトヤでした。

家に帰るとイチコは熱心にエクササイズをやっていました。オトヤは湯船につかりながらハード系のエクササイズからハウスエレガント系に移行していると何気なくイチコのことをチェックしていました。

来週でお花教室を辞めると言う美月。急な決定は美月の意志か旦那さんの希望か聞けなかったが、最後に「オトヤさんとゆっくり会いたいな」という美月に「俺も。」と答えるオトヤでした。いつものホテルで会おうということになりました。

ゆっくり話すってやっぱり別れ話だろうか?!とオトヤは予想していました。イチコから誕生日祝うお店の予約が取れたメールがきました。イチコちゃんに話さないといけないと気が重いオトヤでした。相原家では毎年互いの誕生日は、これまでの感謝とねぎらいをもって二人で過ごしていました。

その日は取引先の会食があるからと見えすいたウソを言いました。その変わりイチコの行きたいところに行こう、考えておいてと言いつくろいました。

ピンときたイチコもこれ以上聞いてくれるなというオトヤの表情を察して追求しませんでした。オトヤが入浴している間、音にまぎれてサレ妻の表情のイチコは携帯をのぞき見ました。「楽しみにしている」と美月。「俺も。いつもの通り先にチェックインしているから」とオトヤ。

以前からしていたイチコとの約束よりも、不倫相手の美月との情事を優先するんだね。イチコは(オトヤんの何でも話せる一番仲良しの信頼できる相手は、とっくの昔に私じゃなくて彼女なのかもしれない)と寂しく思いました。

イチコは前回夫のぎっくり腰で出来なかった”花園エクストラBODYコース”を挿入有りに変更しました。オトヤ誕生日の朝、お互いに「今日遅くなるから」といい、オトヤに「お誕生日おめでとう」と、夫は「ありがとう行ってきます」と言いました。歪んで矛盾した夫婦関係がしばらく続くのかもしれないとイチコは思いました。

不倫の終わらせ方

不倫していることを知っている美月の夫志朗は、美月が”単身赴任してもらえないか”と打診すると「息子のひろのことを言い訳に、むしろ東京を離れたくないのは美月じゃないのか」と言いました。単身赴任を断った夫の言い分は、遠回しだったがオトヤと別れて一緒にシンガポールに行くなら、今までのことは不問にするというものだった。

オトヤは仕事帰りの花教室を終え、美月といつも利用しているホテルに向かいながら、今朝「いってらっしゃい」というイチコを思い出していました。

(イチコちゃんはきっと気づいている。誕生日に夫婦で食事に行く約束を、今年は急に変えた理由が仕事ではないこと。俺が今日”彼女”と会うということに、イチコちゃん悲しんでる?あきれてる?いずれにせよ、イチコちゃんこれが最後だから。)そう心の中でつぶやいてホテルの前にやってきたのでした。

部屋に入り1年前オトヤと美月は二人で梅を見に行って楽しかった思い出話をしました。色々付き合ってくれてありがとうと言う美月。オトヤは美月に喜んでほしいと思ってしてきたことが、結局混乱させたり、足引っ張ったりしただけなんじゃないかと謝りました。しんみりするから謝らないでという美月はオトヤに誕生日プレゼントを渡しました。箱を開けると花ばさみと剣山のセットでした。

2人の恋愛のきっかけはオトヤが花ばさみを買うのに迷っている時、偶然美月に会ったことでした。あの時すごく嬉しかったとオトヤ、今もオトヤさんを見ると嬉しいよという美月でした。

「今日でお別れしなくちゃね。」という美月。キスをすると「セックスしよう」という美月に、もうこういうのはやめようと抱き着いている美月の体を離した。「美月さん友達になれたら嬉しい」というオトヤに、「友達って、何?」という美月。困ったとき相談に乗ったり応援したりできるいい友達になりたい。うちの夫婦仲最近ちょっと微妙で、公認不倫だけが原因じゃないけど大きかった。でもこれから立て直そうと思っていること。これからは俺も美月さんも自分の家族を一番に大切にしていこうと家庭再構築の話をするオトヤでした。

夫婦の再構築を宣言出来て今いい気分?と美月から言われます。何か気にさわること言ったかな?と気にしているオトヤ。

知的障害児をもって医師や義母、ママ友に言われた言葉、夫にも泣かれると次の日仕事ができないなど。どれだけ周囲に謝って来たんだろう。良い母親じゃないけど精一杯やってきた。家庭を大切にしてきたよ私。どうすればよかった?どうすればいいんだよと思う美月。

次の瞬間オトヤにあげた誕生日プレゼントの剣山でオトヤの局部をがっつり刺し、オトヤの驚きの表情を見てさらに強い意志をもって力一杯刺しました。あまりの痛さに両手で押さえていた股間からオトヤは右手を見ると血がつていました。美月さんなんで?私はこういう人間だったんだねと言いました。

ベッドに座り込み出血が止まらないオトヤ。「オトヤさんのこととても好きで、ずっと憎らしかった。私と別れても他の人とセックスなんかしないで欲しい」と言いました。

その頃6万円を支払いイチコはホテルで礼君と洗練されたセックス等のサービスを受け、満足していました。

我に返ってた美月は痛いよねといい、タオルを持ってこようとしました。オトヤは備品が汚れないように空のバスタブに入り言葉ではそのうち落ち着くしと何でもなさそうに言いました。

美月が救急車呼ぼうか?と心配するが、大事(おおごと)になると互いに大変なことになる。先に帰るよう美月に言いました。その後オトヤは青ざめてここでは死ねない。(イチコちゃん)と妻の顔が浮かびました。助けてほしいんですけど、心得たホテルマンに助けを求めました。ホテルマンは、以前勤務していたホテルでもっと悲惨な現場を見たことがあると話ました。「でもお客様生きていらっしゃたから良かったです」といいました。うなずくオトヤでした。

救急外来を受診したオトヤは処置してもらい薬をもらって家で寝込みました。帰って来たイチコにまだ腰が痛いと言ってごまかしたオトヤでした。

翌日仕事をずる休みして時間を潰して家に帰って来たオトヤ。イチコが二人で誕生日に飲もうと買ってきていた富士山の盃と酒がありました。つまみを買ってきたから一緒に飲もうと言うオトヤに、怪我しているのかとイチコが尋ねました。ゴミ箱に血の付いたガーゼが捨ててあり、ベランダに血まみれの服がそっくり入った紙袋があったことを追求するイチコ。嘘はいいから、何があったのか聞かせてほしいと言いました。

オトヤは美月と不倫を終わらせるためホテルで会っていたこと、股間を剣山で刺されたことを話しました。イチコが泣き出しました。夫婦のセックスについて向き合わず、面倒に思ってしまい公認不倫を言い出したのは自分なのに。それにオトヤは沿っていただけなのに、こんな痛い目に合わせてしまったと申し訳なさで泣いているのでした。

オトヤはED(勃起不全)でイチコとのセックスはできないものの、夫婦仲の修復はうまくいくかのようでしたが・・。

オトヤの家出

コーヒーショップで以前から夫のEDを相談していた礼君とイチコが会っていました。EDが治った人の実話や礼君自身の学費が貯まったから”花園”を辞めると言う話を聞いていました。ちょっと残念そうなイチコの表情に礼君が横並びに座り直してきました。「こっち向いてよ」といい、手を握って話しているイチコと礼君。

同じ店に仕事帰りのオトヤがコーヒー豆を買いに来ました。モンステラ(観葉植物)の横に見えた妻に「イチコ」と言いかけたが手を握られ楽しそうに微笑んでいるのを見ると辞めました。イチコもオトヤに気が付きました。オトヤは購入した豆をもって何も言わずにすぐに店を出ていきました。

オトヤはイチコが仕事部屋で眠っている間、イチコの指を当て認証してスマホを盗み見しました。正直に言って欲しいというオトヤに、風俗に行ったことを話すイチコでした。他の人としたのは1回だけだし、オトヤんは1年以上不倫してて美月さんと何回セックスしたわけ?

ど、どや!反論するイチコに、自分は好きになったから美月さんとセックスしたけど、いちこちゃんは若い男を金で買ったんでしょ。買春(ばいしゅん)じゃん。と責められました。逆切れしたイチコは必要だった。私は救われたのと話します。私の問題なのだから、オトヤんに責められる筋合いはないと言い放ちます。

イチコを軽蔑したオトヤは、「まじで触らないで」とイチコの静止を、男の力で振り払い家を出て行きました。ホテルに泊まり翌日の朝、イチコがまだ寝ている自宅の寝室でオトヤは荷造りをしていました。

しばらくは、ウイークリーマンションを借りるからと別居を宣言しました。「それは私への当てつけ?」とイチコ。オトヤは「お互い自分たちのこと、夫婦のことを考えてみよう」と家を出て行きました。

別居を知らないでいるいちこの母親がポットや携帯電話の不都合をオトヤに相談しました。ネットで義母に送ったポットおしゃれだね、ありがとうのメールがイチコから四日前に来ました。それから後のメールゼロなのに気をもむオトヤでした。

オトヤが電話してみると喘ぎ声がしてすぐに電話が切れました。イチコが(今イケメンとセックス中かも?)と想像したオトヤでした。するとすぐにイチコから百日咳にかかったことや、声が出ない等のメールがきました。

心配したオトヤは、食材やプロポリス入りのど飴などを買って家へ帰ってきました。イチコが食べると言うニュー麺を作り、洗濯機を回し家をかたずけました。そして再び”ズルズル元の生活に戻りそうだから”とウィークリーマンションへ帰っていきました。ズルズル戻ればいいではないかと思うイチコでした。

謝罪

コインランドリーにいるオトヤに、消したはずの番号から電話がかかってきました。「出てくれてありがとう」美月からでした。剣山で刺しに来た蛇のような美月のまなざし、大量の出血と痛み。恐怖がよみがえってきました。シンガポールに行く前に会いたいと言うので断らず会いに行きました。

公園で会った美月は髪を切っていました。オトヤを刺したことや「私と別れても他の人とセックスなんかしないで欲しい」と呪縛めいたことを言ったことを謝りました。オトヤは、体は直ぐ治ったが、メンタルは結構ひきずっていることを話しました。美月はあの言葉は取り消したいし回復してほしい等、いろいろ話をしました。

そして美月はオトヤの奥さんじゃない他人なのに、オトヤのベースがいつもイチコとの夫婦関係にあること、イチコのことをオトヤが大事にして信頼していたこと、不倫も夫婦関係を維持する為だったこと。それがどうしても許せなかったと言いました。

“ベースがいつも夫婦であることに一貫している”ということを,オトヤ自身気が付いていなかったことを美月から気付かされます。オトヤも無責任な身勝手さで美月を追い詰めたことを謝りました。美月が今妊娠していることを告げると青ざめるオトヤでした。「安心して夫の子だから」と言う美月。

オトヤとホテルで別れた日、自宅に帰った妻を「好きな男を刺しても、美月のこと好きだから殴らないよ」という志朗の言葉に美月は涙を流していました。オトヤと別れたが夫婦の問題は残る、わたしたちも変わらないと一緒にはいられないと美月は夫に訴えかけました。

2人目の妊娠で食事がとれなくなり、点滴の為通院し始めた美月でした。家に義母が来ると言うので具合が悪いのを押して帰ってきました。夫の志朗が間に入ることで今までと違って負担が軽減した美月でした。彼女の家庭も夫志朗が知的障害の息子ひろの世話をし始めた頃から、彼をいとおしく不憫に思いました。オトヤがしたように今では親子の肩車が見られるようになりました。そしてオトヤにも美月は家庭を再構築していると話しました。

お互いに”幸せになってね”と言い合いました。オトヤは右手をだし、握手しようとした美月の手をつかみ二人は抱き合いました。花ばさみで刺すこともできたけど剣山を選んで刺した美月は、本気で自分を好きだったはず。転勤もあり急に分かれることになって、まだ愛情を持っている美月の心情に申し訳ない表情をしてオトヤは別れました。

美月は人の行き交う街中でオトヤの姿を目で探したり、声を忘れずにいた弱い自分を鼓舞していました。髪を切り今回オトヤに直接謝罪することで、前を向いて歩いて行こうと明るい表情で帰っていきました。

離婚

イチコが夕飯を作っているとオトヤが家に帰ってきました、お客じゃないからと手伝い始めました。食事しながら「ここに戻っていちこちゃんとまた暮らしたい」と言いました。イチコも同意しました。

それから二人は妊活を始めることになりました。イチコの年齢的なこともあり1回46万円かけて頑張りましたが、妊娠に3回失敗しました。イチコの”次にいかなきゃ”っていうあせりが気になり、オトヤは話そうと提案しました。俺たちの次って子供がいないとだめなのかな?イチコが”妄信的に見える”と言いました。

イチコはオトヤんに言いたいこともしてほしいことも、もう思いつかない。妄信的になっているのは、オトヤんと夫婦でいるイメージを持てなくなってしまった。私もう夫婦でいることがきついんだ。子供が出来て親になれば夫婦の苦しさから逃れて家族を続けられるんじゃないかと思ったと話しました。

公認不倫がきっかけだったかも知れないが、それが原因ではなくセックスレスでも、好きな人ができたわけでもない。夫婦っていう関係が私にはもう重荷になってしまった。オトヤは時間をもらいたいと言いましたが離婚に同意しました。結婚8年目。残暑のきつい日曜の朝に二人で離婚届けを出し夫婦生活を終了しました。

早まった独りぼっち

離婚後オトヤは二間(ふたま)の単身用住居に引っ越しました。気落ちして布団の上にうつ伏せに寝てためいきをつきました。このままではいけないと、ランニングマシーンで走りそしてサウナに入る日々を過ごしていました。

残りの荷物を着払いで送ってくれとイチコにお願いしました。イチコに離婚報告をお母さんにしたのか尋ねたがイチコはまだしていないと言っていました。いつもはすぐ返ってくるお義母さんのラインの返信が来なくて、ちょっと心配になったことをオトヤは伝えました。

イチコが実家に帰ると既にお母さんは布団の中で亡くなっていました。苦しんで一昨日心筋梗塞で亡くなっていたのでした。お世話になったからとオトヤに母親が亡くなったことを電話で話ました。その日の夜、オトヤは離婚したけど有給休暇を使い駆け付けてくれました。

元夫だけど夫のふりで葬儀屋と契約など、細々したことをやってくれていました。親戚もイチコの離婚を知りませんでした。オトヤの姉や母親も私たちは何も変わらないよと言って葬式に参列してくれました。葬式の終わった日もオトヤはイチコの実家に泊まりました。夜中に”部屋なり”(ラップ現象)がしてオトヤが目覚めて怖がっていました。

私がひどい娘だったから、お母さんが怒っているのかもしれないといちこが言いました。イチコちゃんお母さんのこと気にかけていたから、そんなことないよとかばうオトヤ。「オトヤんそっちに行っていい?」エアコンの効きが悪く、暑いながらも以前と同じようにオトヤはイチコを抱っこして寝ました。

翌日お昼近くにゆっくり起きたオトヤは、イチコとレトルトカレーを食べました。オトヤにお礼を言うと「夫婦じゃなくても、イチコちゃんが困ってるときはいつでもくるよ」と言いました。

要るものだけのけて後は業者に任せるようにと、家の処分についてオトヤはイチコに言い含めました。イチコはオトヤが帰っていくのを玄関先で見送りました。後ろ髪を引かれるようにオトヤは帰りかけて振り向くと、イチコが泣いていました。彼女は自分が思っていたより早い時期に、完璧な独りぼっちになったと痛感したのでした。玄関まで戻ってきた元夫は「今日も泊まるから明日一緒に東京に帰ろう」と言いました。オトヤの優しさがしみて、より泣けてくるイチコでした。

離婚の果てに見つけたもの

1か月後住んでいたマンションを売却するようにしていた元夫婦。イチコはマンションを内覧した人が正式に購入申し込みしたいと言ってきたことをオトヤに伝えました。イチコが愛着のある我が家を”売りたくない”と言い出し、オトヤが仕事の帰りに寄ることにしました。

玄関チャイムが鳴りオトヤが他人の家に訪問するように「こんばんは」と入ってきました。「お帰り」とイチコが言うと、「ただいま」と言いながらオトヤはイチコを力いっぱい抱きしめました。

その後、イチコはオトヤに一緒にいて欲しいと正直に話しました。オトヤも別に夫婦とかこだわらずイチコちゃんと一緒に生きていきたいと言いました。「俺戻ってきていいかな?」「うん。ありがとう」お腹のすいた二人はイチコの母親が生前送ってくれていた佐野ラーメンを煮て卵,のり,刻み葱を乗せました。いつも食事していたテーブルで横並びに座って仲良く食べ始めました。物語はここで終わります。

見どころ

①現代夫婦のあり方の模索:セックスレスになった夫婦のあり方は様々で、主人公たちはお互いに家庭外で発散する方法をとるが結果的に離婚してしまう。妻の最後の家族である実母が亡くなることをきっかけに完全に一人になったイチコと元の二人の暮らしに戻りたかったオトヤの夫婦愛。

⓶知的障害の子供を持つ家族の向き合い方:昭和の家庭じゃないけど、家は妻が守り男は外で仕事をするという考えの夫。実際は障害のある子どもの世話にイライラし、義母の干渉にもの言えず、その果てに不倫に走る妻の心情。別れ話に逆上して大好きな男を刺す妻の浅はかさを受け止め、障害のある息子と向き合い変わろうとする、不器用なエリート社員の夫との家族愛。

③独居老人の終末の過ごし方:亡くなった夫からポットを投げられたフスマの破損をそのままにして、まだ生きているかのように思い出を語る独居老人の孤独感。いずれ自分はこの世を去っていくが、残していく一人娘を案じ、さりげなく(こういう性格の娘なんだけどよろしくお願いします)夫のオトヤに娘を託す親心

感想

始めはドラマ化したものを見ました。ベッドシーンなどもろもろ省いているだろうから、原作のイメージが違うだろうと思いましてマンガも読んでみました。

世話やきの夫が妻にだけEDになり、不倫相手にはセックスできる。かといって不倫相手と一緒になるわけでもない。かたや住宅ローン返済や生活もあり、なりふり構わず働いてきた妻は自分で公認したものの、夫の不倫が本格化した不満を抱く。相手が去ったとしても、長く不倫していた夫と二人だけで過ごすのって普通はきつい。妊活もうまくいかず行き詰った妻が気の毒になったのは私だけでしょうか?こういう夫婦は年取ってあれ?って思う時子供ができるパターンのような気がします。ぜひ続編ができるならこのあたりからせめてもらいたいです。すごく面白い作品でした(*^▽^*)

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