
犬にも歩きたくない時があります。紐(リード)で引っ張るとき、辛そうなだったら”具合が悪い”など理由があります。人も行きたくないときありますよね。双方の状態や天候などを考慮して、今日は短いコースにしようねとか、熱い昼間は避けて夜行こうねとか、犬散歩とは、人と犬が臨機応変に譲り合うということで成り立っていると思います。
犬にとっての効用
社会性が育つ
外を歩くことによって自分以外の臭いをかぎ、この道は背の低いメスの犬が通るとか、大型のオスの犬がマーキングした跡がある、自分も印をつけていこうとおしっこをかける等の行動を起こす。それにより脳が活性化され、社会性を育てる効果があります。見知らぬ人に吠えかかる、刺激に怯えるなどが減ってきます。
食欲をコントロールできる。
外にはいろいろな刺激がありますので、犬のストレス解消にもなり喜びにつながります。散歩から家に帰るとあまり食べなかった犬も、大小排泄を済ませていると思うので、食も適度に進みます。疲労感から眠ってくれるので過剰に食べ物を要求することが減ります。
しっかりした体になる
歩くことで運動量も得られ、筋肉が発達してきますので体つきが安定してきます。
遠方からでも家に帰ってこられる賢い犬になる
ただ歩いているだけのようでも。外を歩くことで飼い主が持っているリードに足がからんでいたら歩きながら足を上げてリードのからみをとったりして頭を使っています。いつも通る道の景色や風に乗ってくる匂いなどから地域の情報を仕入れていますので。かなり離れたところからでも家まで帰ってきます。
人にとっての効用
車社会になり建物から建物へ移動はすれど歩くことが少なくなってきた、という方も多いかと思います。年を取ってくると足の筋肉が減ってきますので、よろけたりつまずくことも増えます。若い方は肥満が気になったり、日常生活にストレスを感じたりと問題を抱えることが多い世の中ですが犬散歩で得られる人にとっての効用をご紹介します。
足の筋力をつけられる
普段歩いていない場合、確実に足の筋力は落ちてきます。特に年齢を重ねてくると顕著に減ってきます。なので一人だけで歩くのもいいですが、犬友がいると精神的にも安定します。犬の為に歩こうという気持ちも沸いてきて、筋肉も徐々に回復し足取りがしっかりしてきます。
骨密度を上げられる
犬を連れて散歩することで足自体に刺激が加わります。骨にかかる力を感知するCAS(キャス)という タンパク質が働き、骨細胞の中に分布し細胞・組織の炎症・老化に関係している(NF-KB)という別のタンパク質の活性が低下し、骨破壊のプロセスが抑制されます。
また、骨を作り終えた骨芽細胞は骨の中で骨細胞になり互いに手をつないでネットワーク構成しています。骨にかかる負荷(かかとトントンなど)を感知すると、骨表面のランニングセル(静止した骨芽細胞)に骨を作れと指令を出します。するとランニングセルは骨芽細胞に変身し骨作りが始まります。
肥満解消のための運動効果が期待できる
自分と犬に合った時間を散歩することで脂肪燃焼に役立ってきます。
散歩時間のおおまかな目安
| 大型犬の場合 | 1回30分 | 1日1~2回 |
| 中型犬の場合 | 1回20分 | 1日1~2回 |
| 小型犬の場合 | 1回15分 | 1日1~2回 |
ストレスの軽減
太陽のような強い光(2500~3000ルクス)を浴びると脳内のセロトニン(という神経伝達物質の一種)が分泌されやすくなります。その分泌が少ないと寝起きが悪かったり、うつ症状が引き起こされます。日光を浴びる時間帯の散歩がいいですが夏はなるべく涼しい時間帯をお勧めします。歩いている間、人はしんどくても、家までたどり着くとそれなりに爽快感があります。
コメント