しだれ桜の剪定は11月~2月が良いです。
なぜ冬場が選定に良いのか?
しだれ桜は花が咲き散ってから葉っぱが出るころ大きく育って思わず枝など切りたくなります。 花が終わり6月から8月にかけて花芽ができてきます。冬に休眠して次の年に花を咲かせます。
春近くになり根が活動し始めた時期や夏場等の生育期に剪定すると、切り口から樹液が出てきて樹勢を弱めたり切り口に腐敗菌がついて腐ったりして枯れる恐れがあります。
なので葉が落ちた直後11月頃から2月頃までの休眠期に入ったこの時期に剪定するのが良いとされています。
つきやすい害虫
コスカシバの幼虫やモンクロシャチホコがつきやすいです。
コスカシバの幼虫は幹の奥に入り食害します。根の皮からヤニが出ていたら被害にあっています。
コスカシバ
モンクロシャチホコ
6~7月に葉の裏に産み付けられた大量の卵がかえりそのまま若齢幼虫たちがものすごい勢いで葉っぱを食べつくしていき、終齢幼虫は土に潜り黒々としたサナギになります。地中等の暖かい場所で冬を過ごし、春に成虫となり又卵を産むという1年のサイクルの生涯です。
人には無害なので駆除しないという自治区も多いです。地区によっては苦情が来たり、見た目などが気持ち悪いので薬剤を散布するというところもあります。
薬剤で害虫駆除する場合
有機リン系農薬、スミチオン、ディプテレックス、カルホス、オルトラン系が有効。8月以降に散布するといいです。
剪定の仕方
①下へまっすぐ伸びる枝は切る
*上に一度伸び下へ落ちる枝を生かすこと
②外へ伸びる枝を残すように枝分かれしたとこを切る。枝の真ん中などでは切らないようにしましょう。
③夏の6~8月頃花芽がつくので、剪定する11月~2月の間、剪定するときは、この花芽を残しながら上手に切ること。
④伸びすぎた枝先や混んだ枝葉だけを切るような剪定にとどめる。
*しだれ桜を育てるメリットは春に沢山しだれる花を見る事ですから、あまり多くの枝を切ると花芽の数を減らしてしまいます。
剪定する道具
専門家によると3種類を使い分けるとありましたが先端が細長いものは避けて、枝が切れるはさみをホームセンターなどで購入するのがいいかもしれません。
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