
Flick Reels等中国系ショートドラマで視聴できます。
あらすじ
目を取り戻す
国公様の屋敷では娘が皇太子に嫁ぐため婚礼衣装を着て旅立とうとしていました。屋敷内はもちろんのこと近所中がお祭り騒ぎ。そんな時、葬式用の黒い籠が到着し中から白髪で盲目の女が降りてきました。彼女は國公様に60年前に貸した目をそろそろ返してもらいたいとやってきたのでした。
奥方は気味悪がって追い払おうとしますが、事情のわかっている国公様は彼女を丁重にもてなそうとしました。不穏な空気を察した白髪の女は婚礼を中止するか、遅らせるほうが良いことを告げます。さもなくば娘の命が危険だと教えるのでした。
神崎が率いる精鋭部隊が護衛にやってきました。そのやり取りから素性の知れないこの女の言うことを聞くのか?と怒ります。しかし予定通り娘を乗せた輿(こし)は東宮に到着します。待ちきれなかった皇太子は興の御簾(みす)を勢いよく跳ね上げました。その瞬間花嫁の首が転がり落ち悲鳴を上げました。
その後遺体を安置した刑部では犯人探しが始まりました。どさくさにまぎれ娘を殺そうとした刺客が数名とらわれていましたがそれらも詮議が始まる前に亡くなりました。白髪の女が一番怪しく、当然詮議を受けることになりました。
彼女の提案で遺体の娘から直接首をはねた犯人は誰か聞けばよいということになりました。半信半疑だった神崎でしたが白髪の女に言われるまま落ちた首と胴体を縫い付けました。女が「犯人は誰なのか」尋ねてみると、娘は半身を起こし父親の国公様を指さしました。
この娘は本来は宮中で成長するはずの陛下の娘でした。しかし同日生まれた国公様の息子とすり替えられたのでした。成長していくにつれ顔がはっきりしてきました。娘が宮中に入ると若い頃の皇后に似ていることで、陛下に疑念を抱かれてしまう。国公様は不安でした。そして自分の息子が陛下にまで上り詰めることを邪魔しないようにしたかったのでした。
国公様は父親がかつて龍崎の弟子だったので、妻子は大目に見て下さいと言い残し刀で首を切り自害しました。白髪で盲人だった龍崎は目を取り戻しました。世の理を見抜き是非をわきまえることを願って青木家に授けたものでした。
心臓を取り返す
国公青木家皇太子と皇后に勅命を伝えるため刑部の前に皇帝がやってきていました。龍崎を見つけて喜ぶ皇帝篠田。代々家に伝わる心の欠片を回収に来たことを知る。
話の流れから龍崎は60年前にえぐりとられた心の欠片が護衛神崎の家にあると言い二人で向かいました。神崎の家は代々医療を民に施している家でした。龍崎が到着すると貧富や位に有無で差別した診療が行われていました。
実際診療をしていたのは何年も会うことができていなかった神崎の母親でした。彼女は施術を行うごとに年老いていき老人の姿になっていました。息子の神崎には下働きのブス婆として接し、いろいろ世話をしました。ブス婆から偽物の心の欠片を返却された龍崎でしたが、自分のものはいずれ帰ってくるというのでした。
そこへ皇太后の具合が悪くなったからと、急な宮廷からの知らせで龍崎は治療に向かいました。龍崎が「寿命だ」という話をしたものの神崎将希を慕う早瀬美羽は「私だったら治せる」と心の欠片を使い治そうとします。心のすり替えたのは彼女でした。しかし美羽は急激に老人の姿へ変貌しくことを知りませんでした。うら若き彼女は見る見るうちに老いた姿になり泣き叫びました。
神崎は龍崎から心の欠片を使うと代償を伴うことになる話を聞きました。過去に鍼灸師の大切な右腕を負傷させた息子を嫌っていて、診療はしているが何年も息子の前に姿を見せない母。それが余命のないブス婆だと気が付いた神崎は急いで母親に会いに行きました。
母の葬儀で父親の神崎和真が「代わってやりたかったが女にしか心の欠片が受け継がれないから」と言いました。実際男女の差別はないこと、神崎和真が私腹を肥やし妾を囲い続けられるよう仕組んだことを龍崎が指摘しました。早瀬美和は妾が産んだ娘であることも公になりました。
”代わってやりたかった”という和真の望みをかなえてやろうと心の欠片を渡しました。急激に年老いて寿命が尽きた和真でした。そうすると間もなく死んだはずのブス婆が夫和真の寿命をもらい生き返りました。右腕の傷も治り鍼灸師として再起できるようになりました。
血(不滅魂)を取り戻す
母を生き返らせてくれた龍崎に神崎将希はずっと仕えることを天地神明に誓いました。皇帝の青木家から残りの心の欠片を返してもらった龍崎はそれを体内に回収していきました。そして”神崎の母親からの願い”として息子神崎将希の将来を占いました。私について来るのはいいが、身代わりになって倒れる未来が待っていることを告げました。
水原家にたどり着くと怪しいものは城内に入れないようになっていました。陰兵達が人々を襲っていた為でしたが例外なく神崎と龍崎は招かれざる客。城内に入ることが出来ずに外にいるところを陰兵達に襲われてしまいました。しかし龍崎は小さな旗を振って陰兵達を強大な力で退けていきました。驚く城内の兵士達。彼女の名前を聞きました。するとかつて龍崎の弟子だった水原剛志にそっくりな孫の隼人が、二人を城内へ入れてくれました。そして近況を説明しました。
半年前に反乱軍の襲撃を受けた水原剛志は負傷し、今は昏睡状態にあるとのことでした。そこへ城内に知らないものを招き入れたことに激怒し義姉・秋月紗季がやってきました。隼人は義姉に、祖父が元気なころ「いずれ龍崎という方が不滅魂の欠片を受け取りに来られるから最高のもてなしをせよ」と言われていると説明しました。
水原の女将軍・秋月紗季は北の掟(おきて)に従って私に勝負して勝ったら水原剛志に合わせるからというのでした。神崎は水原家の戦死した兄の嫁・秋月将軍と戦うことになりました。
”詰めが甘い戦い方をする”と神崎から指摘され秋月紗季は負けました。彼女には娘がいましたので相手を追い詰めて殺す戦い方をしませんでした。勝利した神崎らは水原剛志と会うことに成功します。
隼人は龍崎が宿泊する為の北国ならではのぶ厚い寝具を持ってきました。しかしすでに皇帝からもらっていた最高級の龍崎の寝具を見てうらやましく思いました。”欠片をとりだす手伝いをしてもらうなら寝具を提供する”と神崎が言いました。
彼がその場からいなくなると神崎は”内通者によって水原剛志は陥れられたのだ”ということを龍崎に話しました。その内通者は秋月紗季ではないか?という疑惑を持っていました。生きてはいるものの動かなくなった水原剛志の現状を見て、龍崎は深層心理の中へ彼を説得しに行きました。行く前に陰兵よけの旗を城の角に差していました。
しかし、孫の隼人は陰兵達の操り方は見ていたからわかると言い、その旗を抜き取りおぞましい陰兵達を城内に招き入れました。神崎たちを窮地に立たされました。龍崎は深層心理の世界に入り込み水原剛志に会いました。
「十分尽くしたもう執着を手放す時だ、あなたは旅立つのだ」と説得されました。最後に質問させてくれという水原。「長い年月あなたはただ一人で元気でいましたか?」「元気だよ。」と龍崎。「良かった」と言いながらこの世を去る水原でした。
念力を送り水原を旅立たせていた龍崎の背後を内通者だった孫の隼人が殺そうと刀で刺しました。神崎が身代わりに刺されました。
龍崎によって退治され瀕死の隼人は義姉・秋月紗季に抱かれながら、朝廷の援軍が来なかったせいで兄は力尽きて死んだ。もう少しでこの牢獄から抜け出せるところだったのにと悔しがりました。しかし義姉・秋月はここは心から守りたい場所だというのでした。隼人は自分だけがこんなにも悔しがっていた。亡くなったら中州に連れて行って埋めてくれと言い残しましました。
一方、瀕死となった神崎は以前「力を尽くして龍崎さんのすべてを取り戻すから」と言っていました。「危険な時には自ら逃げろと言ったではないか。」と悔やむ龍崎だったが、彼を普通のやり方では助けられないと法力を使い不滅魂を神崎に移しました。「これからは私の下僕として私の意のままに動くのだ、お前は私の心血を注いだ物といえる。」と語るのでした。天命に背くのではなかと皮肉を言いながらも生還を喜ぶ神崎でした。
これからは龍崎に返還された不滅魂の加護が無くなるが、最後まで戦い北境を守り抜くと別れを言う秋月でした。城内に帰っていく彼女を見守りながら近境に守りの陣を張ったことを何故教えなかったのか尋ねる神崎。陣より兵士たちの中に宿る不滅魂のほうが偉大なのだという龍崎でした。彼女は心の欠片と黒い髪も取り戻しました。
神崎が次の目的地を訪ねると、龍崎は「自分に殺意を向けたものに会いに行く」というのでした。 つづく
見どころ
世の中が平和で安定を取り戻すように体のパーツを12に分割して人間に渡した神。体を取り戻しに行く各家で様々なストーリーが繰り広げられ、一つ一つが見どころ。
感想
手塚治虫の作品”どろろ”を思わせるような内容ですがショートドラマの中ではかなり面白いです。主演女優:夏夢(Xia Meng)さんの新境地を切り開いたドラマだと思いました。
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