シャンシャン返還先

2023年2月21日2023年6月20日

シャンシャンは上野動物園で自然交配により生まれたジャイアントパンダです。

2023年2月21日中国・四川省に返還されました。

返還先は中国の四川省

シャンシャンは中国の四川省にある”中国ジャイアントパンダ保護センター”パンダの楽園と言われる雅安碧峰峡基地（中国読み：ヤーアンビーフォンシァシィォンマオバォフゥジーディ）へ返還されて行きました。　　（英名：Bifengxia Panda Reserve）営業時間：8:30～12:00、12:00～16:30です。

生まれも育ちも上野動物園。父リーリー（力力）と母シンシン（真真）の間に生まれた第2子。兄は生後６日で死亡。シャンシャンは2017年6月22日に生まれうまく育ち5歳の繁殖適齢期になりました。空路お腹がすくといけないのでシャンシャンは職員からパンダ団子をもらって乗り込みました（中国までは動物園の職員が同行しています。）

＊パンダ団子：大豆・米・トウモロコシ・砂糖を小さい黄色のおにぎりにしてもらってました。

歴代の上野動物園パンダ

カンカン (康康)	1970生まれ 1972年10/28来園	1９80年6/30死亡 (推定9歳)
ランラン (蘭蘭)	1968生まれ 1972年10/28来園	1979年9/4死亡 (推定10歳)
ホアンホアン (歓歓)	1972年(推定) 1980年1/29来園	1997年9/21死亡 (推定25歳)
フェイフェイ (飛飛)	1967年(推定) 1982年11/9来園	1994年12/14死亡 (推定27歳)
チュウチュウ (初初)	1985年6/27生まれ	1985年6/29 43時間後死亡	母：ホアンホアン父：フェイフェイ
トントン (童童)	1986年6/1生まれ	2000年7/8死亡 (14歳１か月)	母：ホアンホアン父：フェイフェイ
リンリン (陵陵)	1985年9/5北京生まれ 1992年11/5来園	2008年4/30死亡 (22歳7か月)
ユウユウ (悠悠)	1988年6/23生まれ 1992年11/13北京動物園へ返還	2004年３/４死亡 (１５歳９か月)	母：ホアンホアン父：フェイフェイ
シュアンシュアン	1987年6/15メキシコチャプルテペック動物園生まれ 2003年12/3～2005年9/26滞在	2022年7/6死亡 (35歳11)
シンシン (真真)	2005年7/3中国・臥龍保護研修センター生まれ 2011年2月来園
リーリー (力力)	2005年8/16中国・臥龍保護研修センター生まれ 2011年2月来園
名無しのオス	2012年7/5生まれ	2012年7/11死亡	母：シンシン父：リーリー
シャンシャン（香香)	2017年6/22生まれ 2023年2/21中国へ返還		母：シンシン父：リーリー
シャオシャオ (暁暁)	2021年6/23生まれ		母：シンシン父：リーリー
レイレイ (蕾蕾)	2021年6/23生まれ		母：シンシン父：リーリー

両親は残るのになぜシャンシャン返還？

リンリン死亡以降、パンダのいない空白の期間がありました。2011年２月に父シンシン（真真）と母リーリー（力力）ペアを１０年間、約１億円で東京都が中国からレンタルしてもらいました。２０２０年１２月に娘のシャンシャン返還が決まっていたけれど、新型コロナ感染により５回ほど見送られていて、今回約２年遅れで返還できました。

両親も返還が２０２１年２月となっていましたが、シャンシャンの次に両親もいなくなると、またパンダがいなくなる空白ができることから、５年延長を東京都が契約されたのではないかと思います。金額は公表されていませんが結構かかっているように思います。その後、オスのシャオシャオ（暁暁）とメスのレイレイ（蕾蕾）の双子が生まれました。

パンダの飼育

パンダは通常２頭生まれても１頭しか育てないらしく、上野動物園の飼育が上手で飼育員が育てている子パンダと母リーリーが育てている子パンダを、交互に入れ替え作戦で２頭とも大きくなりました。

シャンシャンに会いに行くとしたら

成田からだと成都空港まで直行便で６時間くらい。空港から成都（せいと）市内までバスや列車で２０～３０分、成都市内の石羊(せきよう)バスターミナルからバスに乗り約２時間で雅安(があん)に着きます。そこから碧峰峡(へきほうきょう)景勝地の入場券売り場まで２０~30分。パンダ研究基地へのシャトルバスで１５分。約３時間かけて行くようになりますね。成都にはホテルも色々あるようでめっちゃ発展しています。